エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー

「エースコンバット」の部分は良かったです。でも、「ゼロ」の部分はダメでした。そんな感じ。

ゲームシステムに大きな変化はなく、ロックオン → FOX2 → 撃墜 という漢のロマンは相変わらず健在です。さすがに04から3作続けてやってるとあまり新鮮さを感じられないのも確かですけど、「(比較的)簡単操作で爽快な空戦が楽しめる」という点ではほぼ完成してしまっているシリーズだと思うので、それは仕方ないことだと思います。なので新作としては他の部分で驚かせてくれれば満足なのです。

しかし残念ながら、今作を構成する各要素は、過去作で見たことがあるものばかりな上に軒並み演出が劣化しているという有り様。具体的に挙げると、それほど困難もなく解放される首都、出てきたと思ったらあっさり破壊される敵巨大兵器、トレイラーで期待させた割に存在感のない敵エース、などなど。ストーリーもさっぱり盛り上がりどころがなく、無線演出も「とりあえず『鬼神だ』とか言っとけ」みたいな感じで、ひたすらに燃える04やとりあえず賑やかではある5に比べると圧倒的に物足りません。トドメは中学生もびっくりの理論でテロに走る「彼」。エンディングではどうリアクションすればいいのかよくわかりませんでしたよ……

そんなこのゲームですが、最終ミッションでの一対一の決戦のおかげで全てが救われた感があります。第一段階の化学レーザー、第二段階の散弾ミサイル(5のアレ)、第三段階のECM(ミサイルはおろか機銃弾すら逸らされる)と、超兵器にもほどがあるラスボスで、BGMのおかげもあってえらく盛り上がります。高速で空を翔る敵機を追う様は映像としても非常に美しく、パンツァードラグーンツヴァイの最終決戦が思い浮かんだほど。

まぁそういうわけで、ゲーム全体としてみればギリギリ満足、かな。なにはともあれ、ホーミングミサイル分の補給ができる貴重なシリーズなので今後もがんばっていただきたいです。シリーズが続きさえすれば、たぶんもう一回ぐらいは大当たりが出てくれるでしょう(てきとう)。

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