ガングリフォン ブレイズ

今回はオープニングムービーがちゃんとありました。が、輸送機から射出されるまではいいとして後半のいかにもロボっぽい動きでのっけから不安にさせてくれるという微妙なムービーです。「ガングリフォン」じゃなけりゃ素直にかっこええ〜と言えたんでしょうけどねぇ。で、その不安が的中していたことを、プレイ開始後すぐにアイテムボックスという大変わかりやすい形で思い知らされるのですが、言い尽くされてるのでそこは置いておきます。

今回の主役機である16式ですが、これがあんまりよろしくないです。ローラーダッシュはやたら速いし、主砲は戦車どころかヘリも一発で破壊できない豆鉄砲っぷりだし、ジャンプ中は勝手に前進するし、レーダーはないし。結果として、

  • ダッシュが速い → 照準合わせづらい → でも一発では敵を破壊できない
  • ジャンプ中は勝手に前進 → トップアタックがしづらい(旧作の12式はホバリングできた)
  • レーダーがない → 360度目視で確認するしかない(せめて旧作のように、どの方向から攻撃を受けたかはわかるようにしてほしかった)

という感じで、かなり難易度が上昇していると思います。

とはいえ、「難しい」 = 「ダメ」 ではありません。事実、旧作もかなり難しい部類でした。それなのになぜクリアまで必死にプレイして、かつ心に深く残ったゲームになったかと言えば、それはゲーム全体に漂う戦場の雰囲気が圧倒的だったからであり、その一要素として120ミリで敵の装甲をブチ抜く感覚が確かにそこにあったからです。しかし本作では主砲の威力は前述の通りであり、弾丸を当てたときの感触もなんかペチペチって感じで全然ダメ、さらには敵のHPゲージが表示されるので「装甲を撃ち抜いてる」などという感覚は微塵もありません。また照準が合わせづらいので、数撃ち込まないと敵を破壊できない本作では足を止めて連射した方が結果的に早かったりで、ローラーダッシュ + 上半身旋回しつつ偏差射撃一発で敵を沈める、といった旧作の気持ちよさもありません(上手いひとならまた違うのかもしれませんが…)。戦場の雰囲気は言うまでもなくアイテムボ(略)のせいで台無しですしね。旧作にあった雰囲気が損なわれており敵を倒す爽快感もない、これがブレイズのダメな部分だと思います。

いいところとしては、グラフィックの向上によって旧作でできなかったことができるようになっています。視認範囲が広がって遠方の敵も確認でき、ズーム機能の追加もあってかなり遠距離からの狙撃も可能になったし、敵の銃口がこちらを向いているのを「見て」回避行動に移る、ということも自然にできます。ATMはしっかりミサイルが飛んでいく(飛んでくる)し、軌道もかっこよくなってて初めて見たときは感動しました。これでリプレイモードがあればもっとよかったんですけど。

実質 5ステージしかないですが、個人的には難しくてステージも多いと気合いが続かないのでこれぐらいでちょうどよかったです。それに、それぞれのステージはしっかり作りこまれているのでまぁいいんじゃないかなーと(←中古で買ったのでわりと寛大)。目標スコアが段階的に提示されるとか、メダル集め(隠し機体やアナザーステージが出る)などにはなんとか長く遊ばせようという悲哀が感じられます。隠し機体は II みたいに戦車・ヘリもほしかったですが 4種もあればよいでしょう。しかし12式には当然乗れるものと思ってた僕はちょっとおめでたすぎるんでしょうか?

ガングリフォンをやっているという気分にはほとんどなりませんでしたが、3Dシューティングとしては致命的に悪い点もなくそれなり、むしろ面白い方だと思います。結局そういうことですかね。燃料気化爆弾がかなり必見だったりするし実はわりとオススメかもしれない。

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