グランディアIIIの感想

まぁなんというかいつもの(II 以降の)グランディアです。はふぅ。

例によってシナリオがムチャクチャで、ゲーム全体を通して、なぜそのキャラクターがそのように考え、そういう発言・行動をするに至ったのか、そしてその結果なぜ事態がそっち側へ向かうのか、といった部分の説明が絶対的に不足していて、話に説得力がなくほとんど納得できません。今に始まったことじゃないんでいちいち具体例は書きませんが、なんかちょっと会話しただけで考えがコロコロ変わるキャラが多くて見ていて死んでしまいそうになりましたよ。II, X からずっと似たようなダメさ加減が続いてるのでもはや不治の病かもしれませんねこれは。まぁこのへんはぜんぜん期待してなかったので別に怒ったりするつもりはないんですけど、I のスタッフを使うとか王道だとか言ってた割にあまりにひどいデキなのでちょっとびっくりしてしまいました。

ムービーの多さを売りにしてたような気もしますが、効果的に使われている部分は少なくテンポを損なうばかり。声優さんはたぶんへたっぴぃなんだろうなぁー大人の事情もあるでしょうしー、と予想してたので我慢するつもりだったんですが、場面によっては何を言っているのかよく聞き取れない(もちろん字幕はない)という予想を上回るヘタさで、少々きついものがありました。展開やセリフ回しがダメなのもあって、イベントシーン等では「可能な限り好意的に解釈する」とか「右耳で聞いて脳に到達する前に左耳から出す」といったスキルがないとエンディングまで耐えられないと思います。他にも、完全に無視されてる伏線や、いきなり出てこなくなるキャラとかもいるし。やばいよ。

そんなグランディアをなぜ買い続けているかといえば戦闘が面白いからなんですが、今作の絶望的な状況下においても戦闘システムは相変わらずよくできていて、担当スタッフさんのがんばりには頭が下がります。序盤はヌルめでやれることも少なくちょっとつまらなかったんですが、DISC1 の終わりぐらいからスキルや必殺技・魔法が充実し、敵も強めになって面白くなってきました。今作での目玉はやはり空中コンボだと思いますが、個人的に注目したいのは「攻撃魔法のリアルタイム化」が一部の魔法に限って実現していたこと(二つの魔法は同時に発動されないなど制限もありますが)。このおかげで、魔法をドカドカ当てながらコンボで殴ったりできるようになってさらに楽しい戦闘になりました。戦闘の流れを止めてしまうのがイヤで攻撃魔法はシリーズ通してあまり使ってなかったんですが、今回のこのタイプの魔法は使いまくり。魔法全体で見ても、エフェクトはかなりかっこよさを感じられるようになってきたし、リアルタイムでない魔法もイライラするほど長くはないしかなり良くなってきた感じ。エフェクトがあまりに地味だった I、上位魔法になるとドリキャスをギャリギャリ言わせながら必死に長いムービーを流す II を見てきただけに、よくぞここまできたものだと感慨もひとしおです。

ちょっと難点を挙げると、コンボ合計ダメージの表示方式が見づらいとか、X のように画面外で倒した敵にフォーカスしてくれないので状況把握がしづらい(スピーディーさを重視したのかもしれませんが)といった細かいところが気になりました。スキルとか魔法・アイテム周りのシステムも X に比べるとあっさりしてますが、これは III がストーリー重視だから、ってことでゲーム全体のバランスを考えた選択でしょう。まぁ、そのストーリーは前述のようなデキなのですけれども…

これでグランディアも 4作目となったわけですが、正直ここまできたらもうストーリーはどうでもいいので、今後は戦闘重視、つまり X の方向性で作ってほしいと思います。というか、この戦闘システムを絶やさないでくれるのなら別にグランディアじゃなくても一向に構わないので、どうかよろしくお願いします。理想を言えば、戦闘システム担当スタッフ全員でセガに再就職してエターナルアルカディア2 を作ってほしいのですけど(笑)。我ながらしつこくてすいませんが、これほどいいところとダメなところが正反対なゲームもなかなかないと思うんですよねー。ホント惜しいなぁ。

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