エースコンバット5 ジ・アンサング・ウォー

ミサイル70発とかありえないマニューバとか、一機で一個飛行隊の戦力に相当するからといってメビウス1だけ出撃させるのはどうか(アーケードモード)とかは、もういちいち突っ込みませんのでよろしくおねがいします。

発売前のトレイラーがすげぇかっこよくてメチャクチャ期待してしまったんですが、快適な操作性、自由自在に飛翔する爽快感、ホーミングミサイル分(足りなくなると疲労や集中力・思考力の低下等の症状が現れる)、例によって適度にアンリアルなミッション等、ゲーム部分に関してはしっかり期待に応えてくれました。シリーズ 5作目にしてこれほどのクオリティを保っているのは本当にすごいですね。製作者の能力と、それをきちんと製品に反映できるだけのマネーが共に揃ってるメーカーはいいよなぁ… としみじみ思ったり。まぁ04よりダメになったところもちょこちょこあったりしますが、目を瞑れる範囲です。補給がなくなったのはゲーム性の変化ってことで。

が、ストーリーに関しては、トレイラーから期待したものに比べるとちょっと力不足で残念でした。トレイラーで見ると思わせぶりなシーンが、実際のシナリオだとたいして重要じゃなかったりするんですよね。少佐とかちょっとしか出ないし、全然キャラの立ってない○○○トン君(バレバレか)がいきなり宿敵扱いで登場したりするし。でもまぁ、力入りまくってるムービーや、思いっきりミスリードにハマって驚かされた「ラーズグリーズの悪魔」の正体、そして後半のハリウッド的盛り上がりなどもあり、全体としては悪くないと思います。でも大統領演説までやっちゃったんなら、最終決戦で大統領が F/A-22 に乗って支援に来てくれるぐらいのことはしないと!とか思いましたよ。

「大統領閣下、何をなさるおつもりで!?」
「これでも戦闘機乗りだった。空に帰るのさ」
これだよこれ!

主人公のブレイズ(←コールサイン)君がまったく喋らないのは 主人公 = プレイヤー ってことなんでしょうけど、そのわりにストーリーに干渉できる部分が少なく周りで勝手に話が進んでいくので、ひとり取り残されているような感じでちょっと乗り切れなかったです。「あれー、俺って必要ないんじゃないの?」みたいな。「編隊で戦うシステム」を売りにしてるのに、こういう演出のおかげで僚機との連帯感みたいなものがほとんどありませんでした。スタジアムの面なんかいかにも泣かせる展開って感じで作ってますが、逆に思いっきり醒めてしまいましたよ。これなら主人公も喋るようにしたほうがよかったんじゃないかな。早い話がスターフォックスみたいに。

あー、ふと思ったんですが、いっそのこと永瀬を隊長にして「永瀬の物語」を僚機の視点から見る設定にすればよかったんじゃないでしょうか?んでミッションの成績によってほめられたり怒られたりけなされたりするの。

「腕を上げたわね、ブレイズ」とか
「隊長命令よ、従いなさいブレイズ」とか
「キミの階級章は飾りなの?一からやり直しなさい!」とか。

んで戦績次第でシナリオが分岐して、ベストなルートを通ってくるとラストで伝説の樹の下で告——————

(ビービービー)ミッソー!ブレイク!ブレイク! (ドーン)

《 ブレイズ!? おいっ! ブレーイズ!! 》

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