亡国のイージス(映画)

バットマンビギンズが終わってしまっていたので代わりに。原作読了済みで、これは 2時間じゃ無理だろーと思ってましたが…… やはり端折りすぎで意味がわからなくなってました。ヘタに原作のほとんどの要素を取り入れようとしたせいか、一本の映画として見るといびつになってる感じ。ローレライはよくまとまってた(面白いかどうかは別として)と思うんですけどねぇ。まぁ、あっちは原作読んでないのでそう思うだけかもしれませんが。

原作の切り取り方次第ではもうちょっとマシなものにできた気がします。例えば、あれだけしか描写できないならジョンヒのエピソードなんてすっぱり切り捨ててもいいと思う、というか切り捨てるべきでしょう。あれじゃ水中キスが意味不明だぞ(笑)。

映像的にも、やっぱり実物のイージス艦は迫力ありますが、その分セットとか模型・CG で撮影している場面がチープに見えてしまうんですよね。夜の甲板のシーンなんか、航行中の艦船とは思えないほど静かで揺れもなかったし(ホントにあんなもんなのかもしれませんが)。本物の F-2 による離陸・飛行シーンもありましたが、僕は双発戦闘機派なので原作と同じく F-15J を飛ばしてくれよと思ったり(笑)。対艦攻撃は F-2 の領分ってのはわかりますけどね。人間のアクションは邦画にしてはがんばってると思います。

ラストの「あの行動」はやはり映像で見るとあまりに微妙で、クライマックスだというのに笑ってしまいそうになりましたよ。まぁ他に突っ込みどころのないやり方も思いつかないししょうがないかも。映画を先に見ちゃった人は、あとで原作読んでもあの映像が思い浮かんでしまうことでしょう。ご愁傷様です。

というわけで、悪くはないんですが興味あるならやっぱり原作のほうをオススメします。重厚なテーマとか思われがちなのかもしれませんが、実際のところは「日本の現状をネタにしてアクションエンターテイメント作品を書いてみました」って感じなんであまり構えずに読んでみてほしいです。まぁ軍事にまったく興味なしだとつまらないかもしれないけど。

以下余談というか小話というか。

  • 仙石のイメージが真田広之さんで固定されそう。ちなみに初めて原作読んだときは完全に角松洋介だった(笑)
  • 渥美(佐藤浩市)と瀬戸(岸部一徳)の会話がパトレイバー2 っぽい。そういえばテーマもわりと似てるし。パト2 は今見ても色あせてない名作というか、今見たほうがいろいろと思うところがある恐ろしいアニメです(1993年作)。エンターテイメントじゃないけどね。
  • ところでローレライに富野御大が出てたってマジですか?全然気づかなかった。

(8/29 追記)ひびのたわごと ローレライのトミ
あー、メガネなしだったのか。そりゃわからんわ…

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