タクティクスオウガ外伝 The Knight of Lodis

雑誌の情報はシャットアウト、説明書も読まずにプレイ開始したので WT(ウェイトターン)制ではなく普通のターン制だったときはマジで自分の目を疑いましたが、意外にもそれほど違和感はなかったです。しかしターン制の採用によって新たな面白さが生まれたかというとそんなこともありませんでした。ただ単に、わかりやすい、プレイしやすいシステムにして間口を広げたかったんでしょうねぇ。まあそのへんは携帯機のユーザー層とかを考慮しての変更でしょうし、実際ゲームのデキを見ても成功していると思いますが、「待機」の重要性など WT制の魅力の大半は失われているので「タクティクス」の名を冠するほどタクティカルじゃなくなった感じ。

細かい点を見てみると、背後から攻撃すれば反撃を受けなくなった(=肉弾系キャラの立場が上がった)のがいいですね。装備の重さによって移動力が変わるのは、ターン制ながらも WT 制に近い魅力が感じられてこれもいいです。あと Lサイズユニットが全体的に強化されてます。まともに使うにはやはり愛が必要っぽいですが…。あんまりよくないのが、「ターン制=集中攻撃可能」のバランスを取るためか全体的に一撃のダメージが落ちているので、1ステージの攻略に時間がかかるってこと。かったるいです。なんかやけに処理落ちするし…。あと個人的に弓の大幅な弱体化がとっても残念でした。まぁ確かに前作(タクティクスオウガ)の弓は強すぎでしたけど、あれは「高所に位置取ることの有利さ」をよく表していてすごく好きだったんですよねー。

キャラ育成・部隊編成は相変わらず楽しくてハマります。「64」に引き続きソードマスターがお気に入り。また戦闘アニメーションのカッコよさ、パターンの多さも健在です。やっぱドット絵ちびキャラがかわいくて最高っすね。やってることは殺し合いだけど。オープニングで川に片腕突っ込んだまま死んでる人なんかステキすぎ。 …まぁとにかく、こういった部分においてはしっかり「オウガ」しているので前作のファン(というか俺)もとりあえず安心です。しかし今回、クラスチェンジが例の「着替え」ではなくなんとも味気ないエフェクトのみとなっております。なんてこと…

シナリオは残念ながらつまらないと感じました。いや、面白くはない、と言ったほうが正確でしょうか。特に盛り上がる場面もないし、キャラの魅力もあまりないし、ヒロインのイヤさも中途半端 だし(カチュア姐さんと比べるのがそもそも間違いか)。そんな感じで全体的に見るべきところがなく、タクティクスオウガ本編との関係が気になるというのであれば「実は主人公は○○だった!!」ということだけ知れば十分でしょう。ラストで手に入る剣が例のアレだったのにはちょっとニヤリ。でも最初に主人公のデフォルトの誕生日を見た時点でニヤリとする人はいくらなんでもマニアすぎ。

やっぱり、一般向けのわかりやすいお手軽なゲームを目指して前作の尖っていたところをどんどん削っていったら、目標通りのとっても丸いゲームができました、って感じですね。そういうのもひとつの方向性として「あり」だとは思いますし、ゲームのデキがおろそかになっているわけではないので問題ないんですが、やはり前作の「尖った」部分が好きだった者としてはなんか物足りない感じがするんですよね〜。まあ良くも悪くも「外伝」ってことでしょうか。

あ、あとウォーレンレポート(に当たるもの)はなんとか入れてほしかったなぁ。

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